エルヴィン・スミス「花の香り」 by エレファント速報
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2016/10/14(金) 23:13:00
ID:gX4eXeBI
調査兵団団長室でエルヴィンの手伝いをしていたミケはすんっと鼻を鳴らした。
開け放れた窓から仄かに甘い香りが鼻孔を抜ける。
「そろそろだな」
「突然なんだ、ミケ」
今まで無言で書類を捌いていた大柄な男が不意に鼻を鳴らしたと思えば主語も付けずに同意を求めてきた。
なんのことだかさっぱりわからないエルヴィンは質問を返事にするしかなかった。
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