1
:
BBP ◆SFvhMvS7IY
:2016/08/14(日) 12:13:45.58 :
OtGOqoLJO
P「明日から3年か…」
始業式前日、俺はそんなことを呟いた
去年は色んな事があった
後輩に知り合いも出来たし、プロダクションの手伝いや海美の大会を見に行ったりもした
中々に充実した1年だった
今年も充実した年にしたいものだ
そんなことを考えていると携帯が鳴った
ディスプレイを確認すると…
P「…母さん?」
母親からの電話だった
2
:
BBP ◆SFvhMvS7IY
:2016/08/14(日) 12:22:07.44 :
8zPKYCRLO
P「もしもし」
久しぶりに聞く母親の声だ
P「母さん、元気そうだな」
P「俺?俺は元気だし桃子もこのみ姉さんも元気だよ、仲良くやってる」
P「それで、話って?」
P「…は?」
母親の話はとんでもないものだった
P「いやいや、いやいやいや!」
P「これ以上増えたらただでさえ俺の周りは男女比おかしいのにさらに肩身が!」
P「ていうかこのみ姉さんも母さんも何でいつも事後承諾なんだ!?…面白いから?」
3
:
BBP ◆SFvhMvS7IY
:2016/08/14(日) 12:28:24.70 :
8zPKYCRLO
P「ちょ待てよ母さん!おい!」
P「…切りやがった」
P「…マジかよ」
いても立ってもいられなくなりリビングに向かった
P「このみ姉さん!」
このみ「なによ騒がしいわね、明日から3年生なんだからもうちょっと落ち着いたら?」
P「あ、うん、ごめん…ってそんなことはどうでもいい!」
P「母さんから電話があった」
このみ「女の子を1人、1年ほどうちで預かるって話でしょ?知ってるわよ」
P「なんで教えてくれなかったんだよ」
このみ「…面白いから?」
P「う、うちの家の女共は…!」
6
:
BBP ◆SFvhMvS7IY
:2016/08/14(日) 12:42:45.76 :
8zPKYCRLO
このみ「あ、そうそう、その子もうすぐうちに来るから」
P「あ、もうなんでもいいや」
俺は大人しく受け入れることにした
少しすると
ピンポーン
呼び鈴がなった
このみ「来たみたいね、P、出迎えてくれる?」
P「へいへい」
俺は諦めて玄関へ向かった
玄関を開ける
そこに立っていたのは予想外の人物だった
P「北沢…志保!?」
「…よろしくお願いします、にいさ…P先輩」
武力で学園を制圧しようとしている、クイーンの二つ名を持つ少女がそこにいた