1
:
◆H.Fr5Z660Y
:2016/10/15(土) 06:52:40.56 :
4W5xT5na0
奈緒「フンフンフフーンフンフフー、フレデリカー♪」
あたしは上機嫌で鼻歌まじりのフレちゃんソングを口ずさみながら道を往く。そう、思わずスキップしちゃいそうなくらいのテンションで。
私の目的地はプロデューサーさんの家だ。プロデューサーさんは結構なゲーマーで、アニメもゲームも好きなあたしと馬が合う。
だから、プライベートでもよく話すし、休みがこうやって重なるとたま~に私が家に遊びに行くんだ。
ゲームをやるかアニメの話をしながらの鑑賞会か、今日は何しよっかなーと久し振りの訪問に期待で胸が高鳴ってワクワクしてくる。
辿り着いたその先は明らかに家賃が安そうなアパート。ハッキリ言ってボロっちい。そんなオンボロアパートの2階の一番奥の部屋を目指して行く。
ペンキが所々剥がれた階段を軽い足取りでカンカンカンカンと音を立てて駆け上がり、その勢いのままにガチャッとドアを開ける。
家にいる時は鍵を掛けないと言っていたプロデューサーさん。ほんと、無用心にも程があるよな。
奈緒「おーい、プロデューサーさん。遊びにきたぞ~」
と、あたしが入った部屋のドアの先ではプロデューサーさんが……。
P「…緒っ、奈緒っー!!」
えっ、なんだ!
奈緒「ぅわーーー、って、プロデューサーさん。何してんだよ」
思わず飛び出す叫び声と共にあたしは固まった。それもそのはず、布団の上で自分のモノをシコシコと擦るプロデューサーさん。
イヤイヤイヤ、ないだろ。いくら何でもこれはないだろー。
P「あ、ナニって、へ………、なっ奈緒!お前どうしてここに」
奈緒「『なっ、奈緒じゃない!』ぞ、プロデューサーさん。今日、遊びに行くって言ってただろ!それなのになんだよソレ…」
あたしは真っ赤に染まった顔を両手で隠しそっぽを向いた。でも、指の隙間から横目でをチラチラと除き込むのが止まらない。