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◆TaMTt436zw:2017/02/21(火) 01:03:05.32 :
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――朝の陽ざしに目を覚ます。
いつも、朝はこうだ。気怠くて、目を開くのが億劫。
それでも私は開けなくちゃならない。
「ほら、もう朝よ。起きなさい」
起き上がり声をかけるけど反応は無い。これは予想通り。
「起きなさいって言ってるでしょ!」
問答無用で布団をめくり上げる。
「むぅ~、まだ寝てたいのぉ・・・・」
「駄目よ、プロデューサーが来るまでに仕事に行く準備をして布団も洗わなくちゃならないんだから!」
「でこちゃんは朝から元気なの・・・」
「当たり前でしょ、スーパーアイドル伊織ちゃんを舐めないの。それと誰がでこちゃんよ!」
ゆっくりと起き上がる美希にタオルを投げつけた。
「ほら、先にシャワー浴びて来なさい!私も浴びるんだから早くしなさいよね!」
「でこちゃん先いいよ~・・・・・」
「アンタがいない間に片付けるの!アンタがやると適当なんだから!」
「お嬢様のクセに庶民的なの」
「何日ここで生活してると思ってるのよ。もう慣れたわ。さっさといきなさい」
「ふぁ~~い」