パズドラは12年2月に提供を開始しており、5年を迎える20日に記念のイベントを開催。この中でガンホーが発表した新機能は対戦のほか、3人で協力して遊べるようになることと、ゲーム内で取得したキャラクターを他の利用者と交換(トレード)できるという機能だ。森下一喜社長は、「3人協力とトレードは今春、対戦も年度内には実装する」と述べた。
パズドラをてこ入れする背景には、業績不振がある。16年12月期は売上高が前期比27.1%減の1124億円、営業利益が36.4%減の460億円、最終利益は35.7%減の279億円と大幅な減収減益だった。
売上高の8割超を依存しているパズドラからの課金収入が減った。
昨年7月から中国で現地企業と共同でパズドラの配信を始めたが、定着率が低く、今年3月の撤退を決めた。
今後はパズドラのてこ入れの成否とともに、家庭用ゲーム機「プレイステーション4」向けの「LET IT DIE」など、他のゲームで収益力を高められるが課題だ。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170221/bsj1702210500001-n1.htm