スーパーやコンビニなどにずらりと並んでいるおにぎり。
あなたはどんな具のおにぎりが好きですか?しかし、そのおにぎり、値段は据え置かれたまま、少しだけ小さくなってしまうかもしれない事態に直面しています。
何が起きているのでしょうか?取材していくと日本の農業政策のひずみが関係していることがわかってきました。
埼玉県の食品メーカーの会議室に置かれた2つのおにぎり。
見た目には同じ大きさにしか見えません。しかし、左側は90グラム、右側は95グラム。左側は5グラム コメの量を減らしてつくってあります。
この会社では、おにぎりやいなりずしを製造し、スーパーなどに卸しています。
年間およそ5000トンものコメを原料として使っていますが、今、業務用のコメの価格が2年前に比べ2割値上がりして、経営を圧迫しているというのです。
取引先のスーパーに商品の店頭価格を引き上げてもらえないか打診をしましたが、消費者の財布のひもは依然として固いとして断られてしまったそうです。
「おにぎりのサイズを小さくすることも検討せざるをえない」。食品メーカーの奥正明社長は厳しい表情で語りました。
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https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_0323.html
3月23日 19時11分