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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/18(火) 21:46:51.63 :
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中学生の時、熱中になったのはハンドボールだった。
あんなに夢中になったのは初めてだった。
縦横無尽にフィールドを走り回り、ドリブルやパスのチームワーク狙いを定めて放つシュート。ゴールネットを揺らす快感は最高だったし、勝利をチームメイトの皆で噛みしめるのは悪くなかった。
だがそれも、中学時代最後の全中長野予選決勝で幕を閉じた。
決勝途中で右膝前十字靭帯を損傷し、俺のハンドボールいや、スポーツの道は途絶えた。
頂いてた推薦も白紙になり、目が離せない存在―――ポンコツのため―――である、
幼馴染“宮永咲”と共に受験勉強を経て、清澄高校に入学したのは記憶に新しい。