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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/05/22(月) 00:03:55.45 :
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「はぁとさん!」
「ん……? あ、プロデューサー。何?」
私が楽屋でぼーっと過ごしているといつの間にか楽屋にプロデューサーが居た。
「そろそろリハなのにスタジオに来ないから呼びに来たんですよ」
「えっ!? もうそんな時間!?」
言われて楽屋にかかっている時計を見ると、確かにもうすぐリハが始まる時間だった。もちろん遅刻ではないけども、普段の私なら既にスタジオで待機している時間だ。
「ご、ごめんね! プロデューサー! すぐ行くから!」
大慌てで机に広げてあった台本を小脇に抱える。もう一度目を通すために広げていたのだが結局楽屋入りしてから一度も読んでいない。
移動中も事務所でも家でもしっかり読み込んできているから問題はないのだけど。
「大丈夫なんで慌てないでください。転んで怪我なんてしたらそれこそ大参事です」
「だね☆ 気を付ける☆」